ドラマ「キワドい2人-K2-」のロケ地:特定できた撮影場所をご紹介

ドラマ「キワドい2人-K2-」のロケ地:特定できた撮影場所をご紹介

第四話

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
橘美咲 奥貫薫さん
橘望美 蒔田彩珠さん
第四話のあらすじ

文部科学省に勤める橘美咲の娘・望美が行方不明になった。原因は美咲が望美を山道に置き去りにしたことだったが、思い直して引き返しているときに怪しげなピックアップトラックを見たという。
厳しいしつけが招いたことかもしれないと推測し家に帰ると、黒木に呼び出されていた彩乃が望美の裏アカを特定。不登校になった時期と重なる一ヵ月前から様子のおかしい投稿をしていたため、黒木発案の「青春プレーバックプロジェクト」を実行する。

制服に着替えた神崎と彩乃は、望美の同級生たちに聞き込みを開始。望美がいじめのリーダーであることがアンケートによって晒され、不登校になっていたことを知る。
裏アカを見ていた神崎は母親思いの投稿をいくつか見つけ、「二人には本当の絆があった」のではないかと推測。すると彩乃といっしょにやってきた望美の同級生が、いじめの真相を告白する。

望美はむしろ守る側だったが、いじめグループに貶められてリーダーにされていた。さらに裏アカから望美をさらったと思われる人物のアカウントを発見する。
それらのことを神崎は美咲に報告し、望美を救うために協力を要請。「あえてマスコミの前で連行し、望美のアクションを待つ」という賭けに出る。

望美の連絡をもとに特定した廃ビルに急行した神崎と黒木は、首を吊ろうとしていたところを阻止。しかし望美は、「みんなから疑われても母親にだけは信じてほしかった」と主張し飛び降りを図ろうとする。
それを見た黒木は望美の甘えを説教し、神崎は親の愛情を伝える。話を聞いた望美は飛び降りを思いとどまり、迎えに来た母と抱き合うのだった。

第四話で特定できたロケ地は以下です。

SKIPシティ

末長が賢造の過去を聞くために訪れた警視庁警察学校は、埼玉県川口市にあるSKIPシティです。ここで警察学校の教官である植田に会った末長は、週末の連絡を待つことになります。

SKIPシティは、映像を中心とした複合施設。映画の作り方を学べたり、プラネタリウムやNHKが過去に放送した番組を見ることができます。

住所:埼玉県川口市上青木3丁目12−63

花折トンネル

望美がいなくなった現場に行くときに神崎と黒木が通ったトンネルは、東京都西多摩郡奥多摩町にある花折トンネルです。実際に奥多摩にあるトンネルが使用されました。

住所:東京都西多摩郡奥多摩町白丸

佐野市駅

美咲が行方不明になった娘のチラシを配っていた場所は、栃木県佐野市にある佐野市駅です。ドラマ内では「奥多摩河駅」となっていました。

佐野市駅が今の外観になったのは2019年。武家屋敷のような建物がいい雰囲気を出していました。

住所:栃木県佐野市植野町

パルテノン大通り

学ランを着た神崎が車の中で待機していた場所は、東京都多摩市にあるパルテノン大通りの下です。また、神崎たちが望美の同級生に話を聞いた橋(葵に会った場所)も、このパルテノン大通りの上でした。

パルテノン大通りは小田急多摩センター駅に繋がっています。したがって望美が通っている高校は小田急多摩センター駅が最寄り駅のはずですが、それらしき学校は見当たりませんでした…。

住所:東京都多摩市落合1丁目45

↓学ランを着た神崎が待機していた場所

↓望美の同級生たちが駅に向かっていった道

Royal Garden Cafe飯田橋

神崎と彩乃が望美の同級生たちに話を聞いたカフェは、東京都千代田区にある「Royal Garden Cafe飯田橋」です。同い年を疑われたりゅうちゃんは、キラーンという効果音とともに「タメだよタメ」と豪語していました。

住所:東京都千代田区富士見2丁目10−2 飯田橋グラン・ブルーム サクラテラス 2F

立川スターレーン

神崎たちが望美の同級生たちに話を聞いたボウリング場は、東京都立川市にある立川スターレーンです。黒木はストライクを取っていましたが、りゅうちゃんはガーターでした。どうやら神崎はあまりボウリングがうまくないようです。

住所:東京都立川市錦町6丁目2−20

奥多摩廃墟

望美が濱田に連れていかれた廃ビルは、東京都西多摩郡奥多摩町にある奥多摩廃墟です。ここで望美は自ら命を絶とうとしましたが、神崎と黒木の説得もあり、感動的な母親との再会シーンを迎えることになりました。

調べてみたところ、奥多摩廃墟は10万円/日で使用できるようです。個人だとなかなかの料金なので、興味のある方は何人かで集まって使用すると良いと思います。

【参考サイト】
東京フィルムコミッション「東京ロケーションボックス」「奥多摩廃墟」
<https://www.locationbox.metro.tokyo.lg.jp/catalog/detail.html?pdid=2390>

住所:東京都西多摩郡奥多摩町棚澤437

中池袋公園

エンディングで神崎が「交通安全のすすめ」を行っていた場所は、東京都豊島区にある中池袋公園です。学ランや警官服など、第四話は神崎のコスプレが強めな回でした。

住所:東京都豊島区東池袋1丁目16−1

碗宮

末長が植田と待ち合わせていたお店は、東京都港区にある碗宮です。しかし植田は現れず、裏で亡き者にされてしまいました。

住所:東京都港区芝大門2丁目2−16

第五話

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
植田太一 中村育二さん
安藤清隆 佐藤誠さん
第五話のあらすじ

10月2日、黒木が兄ということを実感し始めていた神崎のもとに賢造が訪問。目的は過去の話だったが、「黒木さんとちゃんと話してほしい」と神崎にお願いされ伝えることができなかった。
そこで賢造は帰りに会った黒木に母の手紙を託し、「何かあったときは隆一を頼むぞ」という言葉を残して去って行く。

翌日、植田と安藤が立て続けに銃で撃たれて絶命しているのが発見される。彼ら二人と澤登はかつての賢造の仲間であり、情報屋の井原を撃った人たちだった。
当然容疑は賢造に向き、残っていた通話記録と監視カメラの映像から指名手配に。そして10月4日、神崎は捜査から外され、それを要望した黒木とぶつかってしまう。

賢造の持っていた名刺をたよりにお寺に行った神崎は、井原の関係者と思われる謎の女性を追跡。つけられていることに気付いていた女性は、神崎に「警察が嫌い」という言葉を浴びせる。
一方、独自で調査していた黒木は、井原と賢造の間にあった全容を解明。末長、木村、諸星に真実を語る。

神崎は、賢造ではなく井原の息子だった。自分のせいで命を落としてしまった井原に対して償うため、賢造は神崎を引き取っていたのである。
その事実を賢造の手紙によって知った神崎は、裏切られた気持ちがして激怒。帰ってきた黒木に詰め寄り、家を飛び出していく。

そのころ、賢造は澤登と接触。黒木は澤登からかかってきた電話の音を聞き、急いで現場に向かうのだった。

第五話で特定できたロケ地は以下です。

鬼子母神表参道

黒木が賢造から手紙を渡された場所は、東京都豊島区にある鬼子母神表参道です。そして賢造は、「何かあったら頼む」という言葉を残して去ってしまいました。

また、手紙を読んだ神崎が家を飛び出した後に歩いた道も鬼子母神表参道です。おそらくこの道は、神崎家の近所という設定なのだと思います。

住所:東京都豊島区雑司が谷3丁目

↓黒木が賢造から手紙を渡された場所

↓手紙を読んだ神崎が家を飛び出した後に歩いた道

富士見ビル

二人目の犠牲者である安藤が発見された場所は、千葉県木更津市にある富士見ビルです。ここで神崎は末長から「話さなければならないことがある」と言われ、父に容疑がかかっていることを知ることになります。

住所:千葉県木更津市富士見2丁目3−34

ベルモントホテル

警察が賢造の聞き込みをしていたのは、東京都台東区にあるベルモントホテルです。シーンとしては、指名手配のニュースが流れている間の一瞬だけでした。

住所:東京都台東区柳橋1丁目2−8

福本寺

神崎が井原のお墓を発見し、謎の女性を目撃した場所は、神奈川県横須賀市にある福本寺です。賢造の持っていた名刺にも福本寺と書かれていたので、実名での登場となりました。

階段を上ったところにある門や鐘楼が良い雰囲気を持っている中で、諸星のおとぼけぶりが炸裂。やはりキワドくなれない諸星でした(ある意味キワドいのかも…)。

住所:神奈川県横須賀市佐島2丁目15−13

本瑞寺

神崎が謎の女性を追いかけて下ったのは、神奈川県三浦市の本瑞寺にある階段です。したがって一つに見えていたお寺は、二つを組み合わせていたことになります。

住所:神奈川県三浦市三崎1丁目19−1

三崎下町商店街

神崎が謎の女性の後をつけていた道は、神奈川県三浦市にある三崎下町商店街です。結構近づいていたので大丈夫かな?と思っていたら、やっぱりバレていましたね。

三崎下町商店街は、昭和の面影が残る商店街。名物のマグロを筆頭に、多くのグルメを味わうことができます。

住所:神奈川県三浦市三崎3丁目

↓神崎が謎の女性をつけていった道

新千鳥街

黒木がひかりについての話を聞いた場所は、東京都新宿区にある新千鳥街です。この話を聞いたことにより、黒木は賢造と井原の間にあった全容を知ることになりました。

↓黒木がひかりの情報を聞いたのはこの先を入ったところ

間口漁港

神崎が謎の女性と話した海は、神奈川県三浦市にある間口漁港です。ここで女性から「警察は嫌い」と言われた神崎は理由を聞こうとしましたが、諸星からの着信を見ている間に見失ってしまいました。

最初に女性を見つけた福本寺から順に、本瑞寺、三崎下町商店街、間口漁港とたどっていくと総距離は約20キロ。神崎は相当長く後をつけていたことになります。

住所:神奈川県三浦市南下浦町

VAN・B

これまでもたびたび登場していましたが、井原が植田、安藤、澤登に銃で撃たれたレストランは、栃木県鹿沼市にある「VAN・B(バンビ)」です。第五話では、このレストランで起きた真相が語られ、神崎の過去が明らかになりました。

栃木県鹿沼市東町2丁目2−38

なお、第一話で登場した「池袋駅東口」「池袋大橋」「美久仁小路」、第三話で登場した「グリーン大通り」が第五話でも使用されました。シーンの詳細は、それぞれの話数のロケ地に追記しています。

最終話(第六話)

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
松原ひかり 仙道敦子さん
最終話のあらすじ

警察に囲まれた賢造は撃たれて意識不明の重体。何もできなかったことでヤケになった黒木は、もめ事を起こして木村に逮捕される。
その夜、彩乃の涙ながらの訴えに心動かされた神崎は拘置されている黒木の元へ。兄だと名乗り出た理由を聞き、分かり合った二人は再始動する。

井原は癒着している人物を探るために送り込まれた潜入捜査官だった。その事実を隠蔽するため、仁瑞会の構成員として処理されていたのである。
家に帰り井原が幼い神崎に教えていたタンポポの話を聞いた黒木は、手に入れていた両親の写真を手渡す。するとそこに映っていたのは、神崎が井原のお墓で会った謎の女性だった。

生きているひかりを疑う中、賢造の意識が回復。病院に駆け付けた神崎は、賢造の話によって井原に起こった真実と本当の黒幕を知る。
それは、副所長の澤登だった。仁瑞会と癒着していた澤登は、その事実を探ろうとしていた井原を撃って亡き者にしたのである。

セレモニーの最中に澤登を逮捕したところでひかりが出現。井原の復讐を果たそうと、銃口を澤登に向ける。
「未来は変えることができる。明日からの記憶はこれから積んでいくことができる」。この神崎の説得によって思いとどまったひかりは、「生きててくれてありがとう」という言葉とともに泣き崩れる。

その後、神崎、黒木、賢造は家族としての日常を手にしていた。しかし、相変わらず神崎と黒木の意見は食い違い、衝突を繰り返しているのだった。

最終話で特定できたロケ地は以下です。

西新宿3丁目の小道

黒木が木村に逮捕されたのは、東京都新宿区の西新宿3丁目にある小道です。また、神崎と黒木が分かり合って再始動した後に歩いた道も西新宿3丁目にあります。

この二つの道はほぼ同じ場所。黒木がヤケになって逮捕された場所から再始動するという、隠された演出だったのかもしれません。

住所:東京都新宿区西新宿3丁目

↓黒木が逮捕された道(左折したところが再始動した後に歩いた道)

↓神崎と黒木が再始動した後に歩いた道(右の角筈和泉町線という道路から神崎と黒木が入ってきました)

豊島区立東池袋中央公園

神崎がおにぎりを食べていた公園は、東京都の豊島区立東池袋中央公園です。ここで神崎は、「黒木逮捕」のメッセージを受け取り複雑な思いになりました。

住所:東京都豊島区東池袋3丁目1−6

南池袋公園

木村が仁瑞会の元組員・村田雄二についての電話をかけた場所は、東京都豊島区にある南池袋公園です。映像内でも、実名の看板が登場していました。

また、その前に木村が聞き込みしていた道は、この南池袋公園の正面にある道です。したがって話を聞いた後、公園に移動して電話をかけたのでしょう。それにしても、木村のドスのきいた声を聞いた諸星のビビった表情…面白かったですね。

住所:東京都豊島区南池袋2丁目22−1

↓木村がドスのきいた声で聞き込みした道(茶色の階段の場所で聞き込みしていました)

栃木県県議会議事堂

「まちの安全秋まつり」を行った会場は、栃木県宇都宮市にある栃木県県議会議事堂です。ここですべての真実が明らかになり、神崎とひかりは親子としての関係を取り戻しました。

栃木県県議会議事堂は、これまでもいくつかの作品のロケ地として使用されています(「監察医朝顔」など)。内観は、赤い絨毯が敷かれた階段が印象的でした。

住所:栃木県宇都宮市塙田1丁目1

神田東松下町の道

神崎と黒木が賢造から「そばを送る」というメッセージを見たのは、東京都千代田区の神田東松下町にある道です。意見が食い違いながらも、仲の良い家族を手に入れた姿が描かれていました。張り込み中なんですけどね。

住所:東京都千代田区神田東松下町

↓神崎と黒木が張り込みしていた道(左の電信柱のところ)

神田須田町2丁目の高架下

最後に神崎と黒木が逃げた男を追いかけて走った道は、東京都千代田区神田須田町2丁目にある高架下沿いです。ドタバタの二人を象徴するエンディングシーンとなりました。

住所:東京都千代田区神田須田町2丁目

特定できたロケ地は以上です。

皆さまにとって少しでも役に立つ情報になれば嬉しいです。読んでいただき、ありがとうございました。