ドラマ「刑事7人（2020：第6シーズン）」のロケ地・撮影場所

8月15日。休日にもかかわらず職場に集まった五人は、野々村の一言からキャンプへ行くことに。
そこには、五人の他にもミステリー研究会の大学生たち、野上夫妻、桜咲薫というソロキャンパーがいた。そして都市伝説になぞらえた看板が、近年頻繁に立てられていた。

大学生たちや野上夫妻といっしょに食事していると、突然大学生の一人である川崎が気絶。急いで救急車を呼ぼうとするも、携帯は圏外、固定は電話線が切られていた。
すると今度は野々村が意識不明に。姿を消して桜咲という偽名を使っていた笹沼一平が怪しいと見るが、彼は河原で倒れている状態で見つかる。

天樹は近くの避難所から片桐に電話。過去に新小岩で起きた事件を調べてもらう。
そんなとき、意識がなかった愛菜と川崎が行方不明に。捜索すると、御神体の前で発見される。

すべては、別々の目的を持った行動が偶然重なったのであった。川崎と愛菜が倒れたのは江田と佐知江による共謀、看板は近所に住んでいる清田澄子が書いたもの、笹沼は覗きの最中に木から転落したのである。
さらにオーナーの戸沢は、温泉の偽造を隠すために電話線を切断し川崎と愛菜を御神体の前に運搬。野々村が倒れたのは、過去を払拭したかった野上康二が愛の確認のために計った行動に、たまたま巻き込まれてしまったのである。
真相が明らかになった後、サプライズで天樹の誕生日を祝福。ほかのメンバーも無事和解し、新しい一歩を踏み出すのだった。

マンションで一色朱子という女性が絶命。なんと監視カメラに映っていたのは青山だった。
逃亡していた青山は天樹たちに連絡するも、「出頭しろ」と勧められるばかり。「自分で何とかしなければ」と思い、行動を開始する。

朱子のマンションのそばまで行った後、青山は情報屋・百田のもとへ。過去に自分が逮捕した井鳥の居場所を探すよう依頼する。
一方、天樹たちは捜査から外されていた。しかし青山の嫌疑を晴らそうと秘密裏に動き始める。

井鳥の住むマンションへ行った青山だったが、彼はすでに息絶えていた。そんなとき天樹と水田がやってきて、さらに後をつけていた今野らに青山は追い詰められ、マンションから飛び降り逃走する。
その後、水田は久喜のお墓があるお寺で追い詰められた青山を発見。そして連絡を受けた天樹たち、今野らが集まってくる。

「警察に裏切られた」という娘の日記を読んだ朱子は恨みを抱き、自作自演をして青山を陥れたのだった。そして井鳥を立件されないよう手引きし裏切っていた警察は、今野だったのである。
今野はもともと監察対象であったが、匿名のタレコミがあったという。そのタレコミに写されてたのは、あの日付を示す数字だった。

• 青山が天樹たちに電話をしたシーン（Googleマップ）
• 天樹と水田が朱子の働いていた店へ行くシーン（Googleマップ）
• 天樹と水田が朱子の働いていた店から出た後のシーン（Googleマップ）

あるホームレスがタワーマンションの目の前で亡くなっているのを発見。現場には小さなボールのおもちゃが落ちていた。
天樹、水田、青山の三人は現場付近の調査を開始。900戸もあるタワーマンションの部屋を手分けして聞き込みする。

「准教授の田中が未成年の生徒を部屋に連れ込んだため出ていった」という情報を住人の佐藤から入手。明らかになった原因は、現場のそばのベンチから撮ったとみられる写真が、インターネットに投稿されたからであった。
そこで、ずっとそのベンチに座っていたホームレスの身元を調査。しかしホームレスが亡くなったにも関わらず、高橋という住人が転売している写真が投稿され連行される。

資料のデータベースから、亡くなったホームレスは西村健一という人物であることが判明。西村は過去に福岡で不動産会社を経営した権力者だったが、ある日妻子を奪われた災禍が原因で行方不明となっていた。
一方、佐藤は水田と青山に「タワーマンションの理事長である鈴木が気に入らない人を排除しているのではないか」と報告。その矢先、鈴木は修繕積立金の着服が発覚し逮捕される。

投稿されたすべての写真は、佐藤が撮ってさらしたものであった。動機は自己中心的でほかの人をランク付けしているタワーマンションの住人に、下の人の気持ちを分からせるためだった。
そして西村は、子どものおもちゃを探しているときに過って頭を打ち落命。そのやさしさは、運ばれた病院で子どもに出会って気づいた「誰かのために生きる」という気持ちが起こしたものであった。

奥多摩で埋められていた白骨を発見。白骨には銃弾が撃ち込まれ、顔面が陥没骨折しており、近くにピエロのお面が落ちていた。
この状況は、谷内田浩司が自首をした「血染めのピエロ事件」と奇妙なほど類似。要請されていた証人尋問までの間に捜査した天樹は、真相を語り出す。

「私の半生は過ちにまみれている」。この谷内田が発した言葉に疑問を持った天樹は、野々村とともに遺族に聞き込みをする。
すると花壇の立て札をきっかけに、手を下された三人の共通点を発見。それは、反省することなく悪事を重ね、トラブルを起こし続けていたことだった。

すべてのはじまりは25年前。スーパーで起きた強盗の捜査を当時刑事だった谷内田が担当し、逃走を図った笠森に向けて発砲したこと。
一連の事件は、笠森の息子である検事の片瀬がすべてを仕組み行ったことだった。谷内田は息子を庇うために自首しただけだったのである。

亡き者にした三人は、表向き反省しているようでも裏では悪事を働くピエロのようだった。そのため顔面を陥没させ、頭から離れなくなった顔を消去していたのである。
しかし笠森は当時小さかった片瀬を盾に逃走しようとしていた。天樹はその事実を話し、「人が最も残虐になる瞬間は自分の正義が正しいと思い込んでいるとき」と説き伏せる。
すると拳銃を持った片瀬は銃口を自分へ。それを谷内田が阻止し、「あの日の片瀬を救えなかったことが最大の過ち」と悔恨の念を述べるのだった。

北赤羽の高架下で目の周りに塗料のある絶命状態の八代正を発見。解剖にまわすと、コンタクトレンズにはあの数字が残されていた。
すると今度は水田に謎の電話があり、指示通り行った老人ホームで息絶えている秋山真美が見つかる。二つの事件で手を下した中村と山寺は、「被害者の会」を偽る場所から通知を受け取っていた。

八代と秋山には、「放火して逮捕歴があり、同じ高校の同級生」という共通点があった。そして放火した中には、宮田達彦という人物もいたことがわかる。
それを聞いた天樹と野々村は、放火現場になった山梨へ。「捜査に協力し、室井の憧れだった警察官は道上だった」ことを突き止める。

さらに同日、現場の近くでは松尾夏恵という女性が自ら命を絶っていた。そこで彼女のことを知る施設に行った天樹と野々村は、夏恵の恋人が道上だったことを聞く。
一方、水田たちは逃げようとしていた宮田を確保。持ち物の中には夏恵の指輪が含まれていた。

道上の目的は、葬られた真実を明らかにし、自分なりの正義で裁きを下すことだった。そして最後の復讐を果たすために、拘留されていた宮田を連れ出し城蓮山へ。
そこに駆け付けた天樹は、「絶望や後悔すべてを抱えて僕らは共に生きていくしかない」と説得。その言葉を聞いた道上は、復讐を思い直しておとなしく逮捕されるのだった。

• 刑事7人（シーズン7）のロケ地・撮影場所
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