ラブックベイテングザル保護区はサンダカンの名所!行き方もご紹介
- 2020.07.09
- マレーシア
![ラブックベイテングザル保護区はサンダカンの名所!行き方もご紹介](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_2-890x500.jpg)
マレーシアのサンダカンにあるラブックベイテングザル保護区(Labuk Bay Proboscis Monkey Sanctuary)は、実際に行った人が「絶対に行くべきだ」と勧めるほどの素晴らしい体験ができる観光スポットです。
そこでこのページでは、ラブックベイテングザル保護区が絶対に行くべきだと言われる理由や雰囲気と、セピロックオランウータン保護区、おすすめの行き方・帰り方を合わせてご紹介いたします。
ラブックベイテングザル保護区
![ラブックベイテングザル保護区の風景](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_3-1024x768.jpg)
ラブックベイテングザル保護区は、サンダカンの中心部から車で約1時間のところにあるテングザルを保護しているジャングルです。この土地を買い取ったオーナーが絶滅しかかっているテングザルと出会い、「商売よりも保護しなければ」と思い直したことがきっかけで造られました。
ではなぜラブックベイテングザル保護区が「絶対に行くべき」「一生に一度は行った方がいい」と言われるのでしょうか。それは、ジャングルに住む野生のテングザルを至近距離で見ることができるからです。
実際に行って体験しましたが、間近で見る姿やジャングルの奥から現れるテングザルの群れには感動の連続。今までに味わったことのない光景を見ることができました。
- ジャングルに住む野生のテングザルを至近距離で見ることができる
ラブックベイテングザル保護区はどんなところ?
それでは、実際のラブックベイテングザル保護区がどんなところなのか、どのくらい至近距離でテングザルを見ることができるのか、写真と体験談を交えてご紹介いたします。
![ラブックベイテングザル保護区の道](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-road-1024x768.jpg)
ラブックベイテングザル保護区は、プラットフォームAとプラットフォームBの2つの区域に分かれています。それぞれ以下のようにフィーディングタイムが決まっているので、絶対に時間を合わせて行くようにしましょう。
ラブックベイテングザル保護区のフィーディングタイム | |
---|---|
プラットフォームA | 9:30と14:30 |
プラットフォームB | 11:30と16:30 |
AとBのフィーディングタイムは交互なので、両方見るのがおすすめです。とはいえツアーやシャトルバスを利用すれば、自然とどちらも見ることになります。
- フィーディングタイムに合わせて行く
プラットフォームA
![ラブックベイテングザル保護区のプラットフォームAの入口](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_a_guidance-1024x768.jpg)
プラットフォームAの入口はこんな感じ。
![ラブックベイテングザル保護区のプラットフォームAに行くボードウォーク](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_a_boardwalk-1024x843.jpg)
フィーディングの場所に行くには、ボードウォークを5分くらい歩きます。
![ラブックベイテングザル保護区のプラットフォームA](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_a_1-1024x768.jpg)
すると小屋のようなところが見えてくるので、フィーディングタイムまで待機。
![ラブックベイテングザル保護区のプラットフォームAその2](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_a_2-1024x768.jpg)
プラットフォームの奥はさまざまな場所からテングザルが見れるよう工夫されています。
![ジャングルから現れたテングザル](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_a_proboscis_monkey-1024x768.jpg)
フィーディングタイムになると、ジャングルの奥からテングザルが次々と出現。木を伝ったりジャンプしたりして来る光景は感動を覚えます。
![テングザルが餌を食べている様子](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_a_proboscis_monkey_2-1024x768.jpg)
オスやメス、大人や子どものテングザルがこんなにもたくさん。写真のような餌を置く場所がいくつかあり、一度のフィーディングタイムで少なくとも30匹のテングザルを見ることができます。
プラットフォームB
![ラブックベイテングザル保護区のプラットフォームB看板](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_guidance-1024x768.jpg)
プラットフォームBも基本的に雰囲気は似ていますが、こちらの方が近距離でテングザルを見ることが可能です。
![ラブックベイテングザル保護区のプラットフォームB入口](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_entrance-1024x980.jpg)
入口はこんな感じ。こちらはプラットフォームAと違い、少し歩けばフィーディングの場所に着きます。
![ラブックベイテングザル保護区のプラットフォームBの風景](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_4-970x1024.jpg)
ちょっとした遊具や水飲み場があるのが、プラットフォームAとは違ったところ。
![テングザルが水を飲んでいるところ](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_proboscis_monkey1-1024x768.jpg)
みんなで水を飲んでいる姿もかわいらしい。
![間近で見たテングザル](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_proboscis_monkey2-1024x970.jpg)
運よく一匹の大きなテングザルがそばまで来てくれました。正直こんなに至近距離で見れるとは思ってなかったので、このときばかりはテンションが最高潮。
![間近で見たテングザルその2](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-platform_b_proboscis_monkey4-1024x768.jpg)
しっかりと目線もいただきました。
餌を食べ終わるとテングザルたちはジャングルに帰っていきます。その後ろ姿には、どこか切ない気持ちを覚えました。
ラブックベイテングザル保護区の基本情報
![ラブックベイテングザル保護区の注意書き](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-note-1024x768.jpg)
入場料 | 大人:60リンギット(1,600円くらい) 子ども(3~11歳):30リンギット(800円くらい) ※カメラの持ち込みは追加で10リンギット(スマートフォンは無料で持ち込み可) |
定休日 | なし |
ツアーに申し込まずに行く場合、支払いは現金のみでクレジットカードは使用できません。
ラブックベイテングザル保護区内にも看板がありますが、観察する際は以下のことに注意しましょう。
- 禁止区域には入らない
- 触ったり餌をやったりしない
- 騒がない
- ビニール袋を持ち込まない
あくまでも野生なので、最大限の配慮が必要です。
![ラブックベイテングザル保護区にあるレストラン](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/labuk_bay_proboscis_monkey_sanctuary-restaurant-1024x768.jpg)
また、プラットフォームAとBのフィーディングタイム間には、ラブックベイテングザル保護区ができた背景を紹介するビデオを見ます。長さは1時間ほど。お昼を挟む場合は、プラットフォームBのそばにレストランがあるので利用しましょう。
セピロックオランウータン保護区
![セピロックオランウータン保護区の入口](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/sepilok_orangutan_sanctuary-entrance-1024x768.jpg)
ラブックベイテングザル保護区と合わせて行きたいのがセピロックオランウータン保護区(Sepilok Orangutan Rehabilitation Centre)。ここでは、子どものオランウータンの訓練風景や成長したオランウータンの餌付けを見ることができます。
セピロックオランウータン保護区はどんなところ?
それでは、セピロックオランウータン保護区がどんなところなのか、写真を交えて見ていきましょう。
![セピロックオランウータン保護区のチケットカウンター](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/sepilok_orangutan_sanctuary-ticket_counter-1024x768.jpg)
セピロックオランウータン保護区のフィーディングタイムは10:00と15:00なので、絶対にこの時間より前に行くようにしましょう。30分~1時間前に行って、子どもオランウータンの訓練風景を観察してから餌付けを見るのがおすすめ。
カウンターでチケットを購入後、荷物を無料のロッカーに預けたら出発です(チケット料金は後述します)。
![餌付けをする場所へ向かうボードウォーク](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/sepilok_orangutan_sanctuary-road-1024x768.jpg)
子どもオランウータンの訓練場所へ行くには、写真のようなボードウォークを5分ほど進みます。
![セピロックオランウータン保護区の子どもオランウータン訓練場所](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/sepilok_orangutan_sanctuary-childs_orangutan_training-1024x768.jpg)
訓練は衛生面や危険を考えてガラス越しの見学です。
![餌を食べている子どもオランウータン](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/sepilok_orangutan_sanctuary-childs_orangutan1-1024x768.jpg)
餌を食べていたり…。
![遊んでいる子どもオランウータン](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/sepilok_orangutan_sanctuary-childs_orangutan2-1024x768.jpg)
自由に遊びまわったりしている風景を見ることができます。その姿は、無邪気でかわいらしい。
![オランウータンの餌付け風景](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/sepilok_orangutan_sanctuary-orangutan1-1024x768.jpg)
フィーディングタイムになったら、係員さんに連れられて餌付け場所まで移動します。警戒心を抱かれないようにするため、距離は若干遠め。したがって、良い位置で見学するためにも早めにポジションを確保するのがおすすめです。
セピロックオランウータン保護区の基本情報
入場料 | 30リンギット(800円くらい) ※カメラの持ち込みは追加で10リンギット(スマートフォンは無料で持ち込み可) |
定休日 | なし |
ツアーに申し込まずに行く場合、支払いは現金のみでクレジットカードは使用できません。
また、セピロックオランウータン保護区でも自然に悪影響を与えるような行為は禁止なので、最大限配慮するようにしましょう。
行き方と帰り方
![マレーシアの田舎道](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/country_road-1024x768.jpg)
サンダカンに滞在していてラブックベイテングザル保護区とセピロックオランウータン保護区の両方に行く場合、いちばんのおすすめは以下の方法です。
- Grabを使ってセピロックオランウータン保護区に行く
- セピロックオランウータン保護区を見学し終わったら、駐車場に停車しているラブックベイテングザル保護区行きのシャトルバスを見つけて乗車する
- シャトルバスに乗って帰る
それでは、この手順を詳しく見ていきましょう。
Grabを使ってセピロックオランウータン保護区に行く
![一般車](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/02/car-1024x741.jpg)
まずは、Grabという配車アプリを使ってセピロックオランウータン保護区に行きます。Grabとは一般の車をタクシーとして利用できるアプリで、メリットは以下です。
- 乗車場所と降車場所をあらかじめ決められる
- ルートを決めた時点で料金がわかる
- 通常のタクシーより安い
- カード決済ができる
- ドライバーは今までの利用者から5つ星で評価されているため信頼できる
- きれいな車が多い
Grabを利用してセピロックオランウータン保護区に行く場合は、次の5ステップです。
- 乗車場所を自分のいる場所、降車場所をセピロックオランウータン保護区に指定
- 指定した場所に車が来るので乗車
- セピロックオランウータン保護区に到着
- 現金払いの場合はあらかじめ決まっている料金を支払う
- アプリ内でドライバーを評価する
行く時間は、午前中のフィーディングタイムの1時間前である9時が狙い目。子どもオランウータンをゆっくり観察して、餌付けも見ることができます。
なお、セピロックオランウータン保護区に行く公共バスも存在しているらしいのですが、公式ホームページが情報を保証していないためおすすめできません。
ラブックベイテングザル保護区行きのシャトルバスに乗る
![ラブックベイテングザル保護区のシャトルバス](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/shuttle_bus-1024x706.jpg)
セピロックオランウータン保護区を見学し終わったら、駐車場に停まっている写真のようなシャトルバスを見つけて乗せてもらいましょう。出発予定時刻は10時半。料金は40リンギットで、ラブックベイテングザル保護区に着いたら支払います。
また、先ほど紹介したGrabは周りに車がほとんど走っていないため使えない場合がほとんど。移動できず途方にくれないようにするためにも、絶対にシャトルバスを見逃さないようにしましょう。ここが勝負の分かれ目です。
シャトルバスに乗れれば、午前中にあるプラットフォームBのフィーディングタイム、お昼を挟んで午後のプラットフォームAのフィーディングタイムを見学。プラットフォーム間の移動もシャトルバスに乗ります。
ちなみに、シャトルバスの運転手さんがテングザルについていろいろ教えてくれるのも嬉しいポイントです。
ラブックベイテングザル保護区からの帰り
![サンダカンの夕暮れ](https://asikotz.com/wp-content/uploads/2020/07/scenery_in_sandakan-1024x768.jpg)
ラブックベイテングザル保護区からの帰りもシャトルバスに乗ります。念のためテングザルがジャングルに戻っていったころに運転手さんに声を掛けておくと安心です。
降りる場所は、運転手さんに伝えれば比較的自由に指定できます。サンダカン中心部はもちろん、サンダカンメモリアルパークなどの観光スポットを指定して降りることも可能です。
- おすすめの行き方と帰り方は「Grabでセピロックオランウータン保護区へ」→「シャトルバスを捕まえてラブックベイテングザル保護区へ」→「シャトルバスに乗って指定した場所に帰る」
合計金額
この方法を用いた場合、料金の内訳は以下のようになります(Grabの料金は乗車場所によるので仮ですが、サンダカン中心部からだと以下くらいです)。
項目 | 料金 |
---|---|
ラブックベイテングザル保護区の入場料 | 60リンギット(カメラ持ち込みなし) |
セピロックオランウータン保護区の入場料 | 30リンギット(カメラ持ち込みなし) |
シャトルバス料金 | 40リンギット |
Grab | 20リンギット |
合計 | 150リンギット(4,000円くらい) |
ツアーに申し込むと、この合計の4~5倍はかかるのでかなりお得と言えるでしょう。
コツのおさらい
- ジャングルに住む野生のテングザルを至近距離で見ることができる
- フィーディングタイムに合わせて行く
- おすすめの行き方と帰り方は「Grabでセピロックオランウータン保護区へ」→「シャトルバスを捕まえてラブックベイテングザル保護区へ」→「シャトルバスに乗って指定した場所に帰る」
ラブックベイテングザル保護区は、個人的にマレーシアの中でも特に行ってほしい観光スポットです。アクセスが少し難しい場所ですが、行けば野生のテングザルと至近距離で出会える感動が待っていますので、マレーシアへ旅行の際はぜひ検討してみてください。
皆さまにとって少しでも役に立つ情報になれば嬉しいです。読んでいただき、ありがとうございました。
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