ドラマ「親バカ青春白書」のロケ地:特定できた撮影場所をご紹介

ドラマ「親バカ青春白書」のロケ地:特定できた撮影場所をご紹介

2020年8月から放送を開始したムロツヨシさん、永野芽郁さん、中川大志さん、今田美桜さん、新垣結衣さん出演のドラマ「親バカ青春白書」。このドラマは、行き過ぎた親の愛情を軸にした心温まる痛快コメディです。

そこでこのページでは、「親バカ青春白書」の中で特定できたロケ地(撮影場所)を、各話のあらすじと合わせてご紹介いたします。なお、本記事にはネタバレを含みますので、放送を見ていない方は十分ご注意ください。

キャスト

以下は、本ドラマの登場人物と演じられている役者さんの名前です。

登場人物名 役者名
小比賀太郎 ムロツヨシさん
小比賀さくら 永野芽郁さん
畠山雅治 中川大志さん
山本寛子 今田美桜さん
根来恭介 戸塚純貴さん
衛藤美咲 小野花梨さん
前田のおばちゃん 濱田めぐみさん
尾崎 谷口翔太さん
大村教授 野間口徹さん
深井部長 平埜生成さん
小比賀幸子 新垣結衣さん

ロケ地と各話のあらすじ

それでは各話のあらすじと合わせて、特定できたロケ地をご紹介いたします。

第一話

第一話のあらすじ

娘のさくらが心配で心配でたまらない小比賀太郎(ガタロー)は、内緒で同じ大学を受験し合格していた。「親子で入学」「40歳のおじさんが一年生」という姿は、ガタローの強烈なキャラクターも相まって、自然と周囲から注目を集めることになる。

入学後、さくらは順調に友達もでき、サークル見学なども通じて大学生活への期待を膨らませていた。そして同じ学部の畠山に、何か心惹かれるものを感じる。

週末の土曜日、さくらは友人たちと東京スカイツリーに遊びに行く。そして流れ解散となった後、「親離れをしなければ」という想いもあり、さくらは父に内緒で寛子とテニスサークルのコンパに参加。しかしそこで悪質な幹事に何か飲まされてしまい、2人の身に危険が迫る。

ガタローは、門限の19時になっても帰ってこないさくらを心配して電話をかけたがつながらなかった。そこでGPSを頼りにさくらの居場所を特定。畠山といっしょに会場へ行き、落語の練習と称してさくらと寛子を救出する。ガタローは、「普通じゃない親子の関係がさくらを守った」と開き直り、そっと娘を抱きしめるのだった。

第一話で特定できたロケ地は以下です。

明星大学青梅校

立青大学の合格発表や小比賀親子が落語研究会の説明を聞いた場所は、明星大学青梅校です。大学ということもあり、2020年だけでもすでに12本の映画やドラマのロケ地として利用されています。

住所:東京都青梅市長淵2丁目590

東京スカイツリー

さくら、畠山、寛子、根来、美咲が遊びに来た場所は、東京スカイツリーです。「まぐろやネゴロTV」の撮影は、東京スカイツリーのメインエントランスで行われていました。

住所:東京都墨田区押上1丁目1−2

Ocean table

さくらと寛子が参加した他大学との合同コンパの会場は、千葉市にある「Ocean table」というレストランです。現実の世界だといちばん安いコースで4,000円/人なので、海を見ながら食事できることも加味するとなかなかお得かもしれません。

住所:千葉県千葉市中央区中央港1丁目28−6 ケーズリゾートビル

わっしょい新宿高田馬場店

落語研究会が行った寄席の後の打ち上げ会場は、高田馬場にある「わっしょい」というお店です。こちらは先ほどのOcean tableとは違い庶民的な雰囲気のようなので、大学生にとっては行きやいかも。

住所:東京都新宿区高田馬場1丁目3−13 第2天台ビル 2F

第二話

第二話のあらすじ

畠山の家にお化けが出ると聞いたさくらたちは、彼の部屋でガタローが書いた小説のコレクションを発見。畠山は小説を書いた本人が気持ち悪いと思うほど、小比賀太郎の大ファンだったのである。

ガタローの弟子入りを志願した畠山だったが、「大学生は大学生であるべきだ」と言われ入門を拒否されてしまう。しかし畠山は、普通である自分を変えたいため諦めることができなかった。そこで霊媒師に部屋を除霊してもらった後、さくらからも話をしてほしいとお願いする。

ガタローに「自分を唸らせろ」と言われた畠山は、自分一人の力で野菜を育てることを開始した。だが前期試験の終了後、やっとの思いで芽が出ているのを発見した矢先、真夏の炎天下での頑張りがたたって救急車で搬送されてしまう。

さくらとの交際ではなく弟子入りの件だとの勘違いに気づいたガタローは、畠山に「普通がいちばん。でもお前は普通じゃない」とアドバイス。すると退院した畠山は、自分を肯定できる答えを与えてくれたガタローに感謝する。そして畠山の部屋の幽霊が出なくなり霊媒師が本物だったことを話しながら、みんなで仲良く海に行くのだった。

第二話で特定できたロケ地は以下です。

ナビパーク仲町台第7

霊媒師が車を停めていた駐車場は、神奈川県横浜市にある「ナビパーク仲町台第7」というコインパーキングです。オレンジのロゴでナビパークに絞り、隣にある黒い外観の建物(イタリアンのレストラン「FRESCO」)からこのコインパーキングであると特定しました。

近くには「せせらぎ公園」という綺麗な公園があります。もし仲町台付近に行くことがあれば、せせらぎ公園を散歩してみるのも面白いかもしれません。

住所:神奈川県横浜市都筑区仲町台1丁目33

稲城市立病院

畠山が倒れて運ばれた病院は、東京都稲城市にある稲城市立病院です。ドラマ内では、外観の最上部に「立青大学病院」と名前が付け足されていました。

住所:東京都稲城市大丸1171

Cafe Soul Tree

美咲がアルバイトしていたカフェは、東京都世田谷区にある「Cafe Soul Tree」です。廃工場を改装したというCafe Soul Treeは、外観がとても特徴的。近くには野川、さらにその向こうには多摩川が流れています。

第四話では、ガタローやさくらもこのカフェでアルバイトを開始。半分くらいのシーンが、「Cafe Soul Tree」で撮影されています。

住所:東京都世田谷区鎌田3丁目2−15

白狐川沿いの道

第二話の最後、さくらたちが海に行くときに歩いた道が、千葉県富津市にある白狐川沿いの道です。川に架かる古くて赤い橋をもとに特定することができました。

さらにこの道を海に向かって歩いて行くとあるのは、武岡第2防波堤灯台です。これは推測になってしまいますが、エンディングに入る直前に映った赤い灯台は、この武岡第2防波堤灯台だと思われます。

住所:千葉県富津市竹岡

第三話

第三話のあらすじ

賞金につられた美咲は、さくらと寛子も巻き込んで学祭のミスコンにエントリーしてしまった。
一方、根来は「まぐろやネゴロTV」の再生数を伸ばそうと、寛子のダンス姿を隠し撮りする。しかしあっさりバレてしまった挙句、勢いで寛子に告白するも1秒もかからずに玉砕。その姿を見たガタローは、根来に「フラれ動画」を撮るよう提案する。

美咲は落選したものの、さくらと寛子は一次審査と二次審査を通過する。しかしガタローはさくらのミスコン出場に反対だったため、ミスコン廃止のデモを開始。勢いよく実行委員会に詰め寄るものの、落語研究会の深井部長に論破されてしまい撃沈する。

学祭当日、さくらはミスコンの最終審査で鬼滅の刃に登場する竈門禰豆子(かまどねずこ)のコスプレで爆笑をかっさらうことに成功。そして特技を紹介しようしたそのとき、梅干しを運んできた根来に公開告白される。当然玉砕かとみんなは考えていたが、フラれ続きの根来に同情していたさくらはまさかのオッケー回答。そこに「ちょっと待った」とガタローが横槍を入れ、さくらは冷静に考えた結果、結局根来をフッてしまう。

さくらが一位でないことに納得のいかないガタローは、ふたたびステージ上に行き異議を唱える。すると司会がさくらに特別賞を授与。「特別」という言葉に気を良くしたガタローは、その提案に納得しミスコンは幕を閉じる。
そして美咲のアルバイト先で打ち上げをしていると、100万回再生越えしてバズった「まぐろやネゴロTV」を発見するのだった。

第三話で特定できたロケ地は以下です。

和洋国府台女子中学校

ミスコンの会場となった建物の外観は、千葉県市川市にある和洋国府台女子中学校の国分校舎です。現在学生がいるのは国府台キャンパスのため、こちらの国分校舎は使われていないそう。

第六話では、ガタローが幸子にプロポーズした場所として使われました。学祭とプロポーズ、同じ場所でもシーンによって印象が全然変わります。

住所:千葉県市川市国分4丁目20

羽生市産業文化ホール

一方ミスコン会場で使用されたホールは、埼玉県羽生市にある羽生市産業文化ホールの小ホールです。大ホールもあるのですが、横に並んでいる座席の数から小ホールであると判断しました。

また、羽生市産業文化ホールの外観は西洋を思わせるアーチ状の入口も魅力的。もちろん、さまざまなアーティストのコンサートも催されています。

住所:埼玉県羽生市大字下羽生876

第四話

第四話のあらすじ

振られ動画がバズってから半年後、根来は明らかに調子に乗っていた。そして寛子には新しい彼氏ができ、なんと畠山にも彼女ができていた。
そんな変化が起こっていた中、美咲のアルバイト先であるカフェで辞める人が続出。連載を打ち切られてしまったガタローは、さくらといっしょにそのカフェでアルバイトすることになる。

ガタローがフロアに立っていると、カフェに柄の悪い二人組が来店。そのうちの一人は、美咲の元カレ・藤本であった。
美咲は高校の頃にヤンチャしていたが、そんな生活が嫌になり一から猛勉強。なんとか奨学金をもらえることになり、東京の大学へ来ていたいたのである。

寛子は、彼氏の二股相手に因縁をつけられているところを助けてくれた畠山といっしょに、カフェにやってきた。するとガタローは、「恋というものは勢いではなくお互いの関係を知って育むことが大事」だと諭す。
そしてさくらは二人に「小エビのグラタン」と「キノコのスープ」をサービス。畠山は料理を勢いよく食べながら、彼女と別れていたことを話し出す。

ふたたび藤本がやってきて美咲に嫌がらせを開始。「働いているから時間が作れない」という美咲に、お金をばらまいて言いなりにさせようとする。その姿を見たガタローは、「お金の大切さがわからない奴に美咲はもったいない」と藤本に叱咤。激怒した藤本がガタローにつかみ掛かると、美咲が豪快なキックを食らわせて事態は収拾する。
数日後、ガタローはさくらから初めての給料でパジャマを買ってもらって浮かれていた。そんな小比賀家に、美咲が突然「居候させて!」とやってくる。

第四話で特定できたロケ地は以下です。

渋谷ソラスタ

尾崎が勤めている想英社のビルの外観は、東京都渋谷区にある渋谷ソラスタです。2019年に完成した渋谷ソラスタは、東急不動産の本社ビル。最新の技術を取り入れた設備が整っています。

また、第五話のオープニングでさくらと寛子が街頭インタビューされた場所も渋谷ソラスタです。位置は、下記ストリートビューの反対側になります。

住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目21−1

なお、メインの舞台となったガタロー、さくら、美咲のバイト先であるカフェのロケ地は、第二話から登場している「Cafe Soul Tree」です。詳しくは、第二話のロケ地でご紹介しています。

第五話

第五話のあらすじ

美咲が小比賀家に居候してから二ヵ月。さくらは美咲が父に気があるのではないかと疑っていた。
さらに寛子と畠山が仲良さそうにしているところを見て放心状態。そんな姿を見かねた寛子は、一計を案じてさくらと畠山をくっつける。

初デートの日。待ち合わせの場所には当然のごとくガタローが待ち伏せていた。そしてことごとく二人の邪魔をする始末…。
そんな気まずい雰囲気の中、ガタローは根来のチャンネルが更新されていないことに気付くのだった。

根来は新しい企画も思いつかず、動画更新のプレッシャーに押しつぶされていた。気持ちのわかるガタローは根来を励まし、全員で部屋の掃除を開始する。すると300万円入った封筒が消失。撮影したままだったカメラを再生すると、辞めた二人のスタッフが封筒を持ち去る姿が録画されていた。

罵声を浴びせられても何も言わない根来の代わりに、ガタローはスタッフ二人に激怒。「一発も当てられない人がごまんといる中で一発当てただけでもすごい」と根来を擁護する。
そしてしっかりと喝を入れられた根来は、三人に感謝とお詫びの気持ちで「飯、食ってってくだせぇ」と提案。三人は根来の思わぬ特技を見て、魚を捌く姿を新しい動画のネタに勧めるのだった。

第五話で特定できたロケ地は以下です。

東急プラザ渋谷

さくらと畠山がデートの待ち合わせをしていた場所は、東京都にある東急プラザ渋谷です。きれいな照明で彩られた入口がとても印象的でした。

また、ガタロー、さくら、畠山の三人が行ったレストランは、この東急プラザ渋谷の6階にある「OTTIMO VITA」です。ドラマ内で料理を食べるシーンはありませんでしたが、ナポリピッツァやステーキなどがメインのイタリアンを食べることができます。

住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目2−3

なお、オープニングでさくらと寛子が街頭インタビューされていた場所は、第四話でご紹介した渋谷ソラスタです。想英社のビルの下でさくらと寛子がインタビューされる…。偶然でしょうか。

第六話

第六話のあらすじ

時は成人式間近。寛子が彼氏と揉めて突然小比賀家にやって来る。
すると留年危機でレポートが終わらない根来、さくらに呼ばれた畠山が立て続けに小比賀家へ。いつの間にか全員集合する事態になっていた。

すき焼きを食べ終わり、ガタローはじゃんけんに負けて寛子と後片付け。いじめの過去とウィークポイントを聞き、「自分から好きになる人を見つけなさい」とアドバイスする。
一方、根来は美咲を好きなことをさくらに相談。美咲は畠山に「ガタローの恋人に立候補する」と言い、豪快に笑い飛ばされていた。

翌日、尾崎が小説の新作の打ち合わせのために来訪。過剰なおもてなしをした後、ガタローを除いた五人は今までに起こった数々のエピソードを語る。
その夜、根来が美咲に告白しているところをガタローが目撃。自分を差し置いて、「人の恋路を邪魔するんじゃない」と畠山を制する。

成人式当日、さくらが発熱。自分の気持ちを知っていて頑張って行こうとするさくらを、ガタローはなだめる。
さくらが回復し、成人式、ガタローの新作執筆記念を兼ねて家でパーティ。するとその最中、勢いに任せて美咲がガタローにキスをするのだった。

第六話で特定できたロケ地は以下です。

やまと大井町店

さくらが着付けを習いに行った着物屋は、東京都品川区にある「やまと大井町店」です。「振袖姿を見る」というガタローの念願がかなった瞬間でした。

住所:東京都品川区大井1丁目2−1 アトレ大井町4階

なお、エンディングでガタローが幸子にプロポーズした場所は、第三話でも登場した和洋国府台女子中学校の国分校舎です。場所等は第三話に記載しています。

最終話(第七話)

最終話のあらすじ

美咲がガタローにキスしてからというもの、さくらは茫然自失。畠山のこともまったく目に入らない始末だった。
そして料理中、父を守りたいさくらは美咲にキスした理由を詰問。これをきっかけにして、「さくらvs美咲」のバトルが勃発する。

しょうゆ豆の味がおかしかったことを心配して、高松からお婆ちゃんが訪問。さくらは父と美咲のことを相談する。
すると母・幸子には元ヤンという過去があることが発覚。それは、美咲との共通点だった。

幸子は亡くなる前に、「太郎を卒業させてあげたかった」という想いを語っていた。それを聞いていたガタローは、さくらといっしょにその願いを叶えたいと思っていたのである。
そんな両親の想いを聞いたさくらは、すっかり元気を回復。落ち込んでいた畠山にも謝り、二人の仲は元通りになる。

意を決した美咲は、ついにガタローに告白。しかしガタローは「ずっと好きな人がいる」と言いフッてしまう。
それを聞いてしまったさくらは、三年生になることもあり豪華な料理を用意。ガタローの掛け声でこれから来る「青春」をみんなで祝福するのだった。

撮影が基本小比賀家だったので、最終話で新たに特定できたロケ地はありません。

畠山が「自分がさくらの目に入っていない」ことを相談したカフェは、第二話から登場している「Cafe Soul Tree」です。詳細は第二話のロケ地に記載しています。

「親バカ青春白書」で特定できたロケ地は以上です。

皆さまにとって少しでも役に立つ情報になれば嬉しいです。読んでいただき、ありがとうございました。