ドラマ「監察医朝顔」のロケ地:特定できた撮影場所まとめ

ドラマ「監察医朝顔」のロケ地:特定できた撮影場所まとめ

第六話

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
黒岩雅樹 岡部光祐さん
黒岩多江 片岡礼子さん
黒岩美咲 恒松祐里さん
黒岩友里 小林星蘭さん
第六話のあらすじ

結婚して数年が経過し、夫婦円満で平との関係も良く、娘のつぐみも順調に育っていた。そんな生活が続いていたある日、「現場に来てほしい」と野毛山署から連絡が入る。
亡くなっていたのは、首を吊った雅樹とベッドに横たわった多江の黒岩夫妻。多江の服装に違和感を抱いた朝顔は手を伸ばすと、検視官の丸屋に「触るな」と注意され面食らってしまう。

丸屋の検視所見によると、多江は午後一時から二時、雅樹は午後四時から五時に絶命したと推定。さらに雅樹は細い紐のようなもので縛られた痕があり、偽装の可能性も疑われた。
その後、多江を解剖すると、肋骨がきれいに折れていることが判明。そして警察の調べにより、雅樹は事業に失敗して以来荒れた生活を送っていたことがわかる。

次女の友里が嘘をついていた。その事実を受けて友里に疑いを持った丸屋は、所見を求めて朝顔たちと衝突してしまう。
すると長女の美咲が自首。しかしずっと違和感を感じていた朝顔は、ふたたび現場に行ってとんでもない思い違いに気付く。

雅樹と多江が亡くなった順番は逆だった。多江が夫を手にかけてから命を絶ったことを隠すため、美咲がエアコンの温度に細工してずらしていたのである。
そして「せめて最後だけでも」と思った友里は、母に服を着せ口紅を塗った。肋骨が折れていたのは、何度も何度も美咲が心臓マッサージをした跡だった。

姉妹のために虐待の事実を調べて帰った桑原は、県警の捜査一課への内示を受ける。さらに同じころ、朝顔のもとに「手袋が見つかった」という連絡が入るのだった。

第六話で特定できたロケ地は以下です。

ふれあい橋

終わりの方で平とつぐみが歩いた橋は、東京都江戸川区にある「ふれあい橋」です。旧中川に架かるこの橋は、江戸川区と江東区を結んでいます。水のような色合いはもちろん、河原もきれいに整備されていて長閑な印象を受けました(河原に何人かいましたが、エキストラさんかな?)。

住所:東京都江戸川区平井3丁目1−14

第七話

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
白川亜里沙 有森也実さん
石田季子 山本未來さん
大原 戸田昌宏さん
第七話のあらすじ

朝顔から連絡を受けた平はさっそく仙ノ浦へ。里子がしていた手袋であることを確認し、DNA鑑定を待つ間、発見場所を捜索する。
「こんなときこそ仕事に集中」。そう考えた朝顔は、お金目当てで二人の資産家を亡き者にし10億を手にした白川の裁判に出廷する。

亡くなった男性は金属アレルギーを起こしていた。このことが直接の原因になることはないが、水銀を盛られた可能性があったので検査したのである。
すると白川が突然取り乱し裁判は閉廷。その後マスコミの前に姿を現し、朝顔に向けて挑戦的な発言をする。

翌日、再出廷した朝顔は、各臓器から水銀が検出されたことを報告。さらに長い期間に蓄積された慢性の症状だと証言する。
しかし、何一つ証拠はなかった。そこに丸屋が持ってきた毛髪の検査により、水銀は三カ月前から摂取させられていたことが判明する。

DNA鑑定の結果を知った平は朝顔へ連絡。中に入っていた骨は里子のものではなかったことを伝える。
そしていっしょに捜索していた浩之にも報告。それを聞いた浩之は、「諦めてたけど里子に会いたい」と言い、その場を立ち去る。

仙ノ浦からの帰り道、思いが込み上げてきた平は車を停めて人知れず泣く。そして話を聞いた朝顔も、父の前では我慢していた涙を桑原の前で流すのだった。

第七話で特定できたロケ地は以下です。

市原市役所加茂支所

平が訪れた仙ノ浦震災復興センターとして使われたのは、千葉県市原市にある市原市役所加茂支所です。ここで平は、発見された手袋が里子のものであることを確認し、後にDNA鑑定の結果を聞くことになりました。

住所:千葉県市原市平野583−3

栃木県県議会議事堂

朝顔が出廷した裁判所の外観は、栃木県宇都宮市にある栃木県県議会議事堂です。物語内の名前は、「神奈川高等裁判所」となっていました。

栃木県県議会議事堂は、ロケ地として有名な場所。外観だけではなく、赤いカーペットが印象的な内観も使用されることがあります。

住所:栃木県宇都宮市塙田1丁目1

川島橋

里子の手袋が発見された「内川橋」は、茨城県筑西市にある川島橋です。ここで平といっしょに手がかりを探した浩之は、「諦めてたけど里子に会いたい」と悲痛な叫びを口にしました。

住所:茨城県筑西市下川島

道の駅あずの里いちはら

仙ノ浦からの帰り道に平が立ち寄った場所は、千葉県市原市にある「道の駅あずの里いちはら」です。車の中で思いが込み上げてきた平は、この場所で人知れず涙を流しました。

道の駅あずの里いちはらでは、産地直送の新鮮な野菜やそれを使った食事を提供。さらに、長閑な雰囲気で自然の多い「樹木・花木展示園」へとつながっています。

住所:千葉県市原市浅井小向492−1

第八話

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
山本達哉 渡辺翔太さん
山本莉奈 小林由依さん
第八話のあらすじ

仙ノ浦から帰って来てからというもの、平は休むことなく働き続けていた。その姿を見ていた朝顔と桑原は、「少し休んでほしい」と心配する。
そんな状況の中、法医学教室に一通の電話が入り朝顔と光子は解剖。しかし特に亡くなるような異常はなく、原因がわからなかった。

唯一、亡くなった山本莉奈は「もやもや病」であることが判明。しかしそれによって特に何かを発症した痕は残っていなかった。
その後、血液検査と脳の解剖を行ったがやはり原因は不明。「あとは脊髄しかない」と考えた朝顔たちは、摘出のための再解剖を行う。

ところが脊髄にも異常は見られず、茶子は「不詳の死」と決定。それは、原因不明という最もやるせない結果だった。
嫌な雰囲気を断ち切るため、朝顔は光子、茶子、さぶちゃん一家を呼んで万木家で食事。仲睦まじいさぶちゃんたちと光子といっしょに、窓から花火を楽しむ。

「突然どうしたらいいかわからなくなったため、仕事を探しにいかない言い訳にしていた」。二人きりになった茶子にそう吐露した平は、「立ち止まることも必要」と励まされる。
莉奈の旦那・達哉に、朝顔たちは原因がわからなかったことを報告。そして唯一特定できたもやもや病は遺伝の可能性があることを伝え、小さい娘の検査を勧める。

帰宅した平は、決意新たに「里子が見つかるまで探し続ける」ことを朝顔に告白。それを聞いた朝顔は、「やりたいようにやってほしい」と応援するのだった。

第八話で特定できたロケ地は以下です。

神奈川県警察本部

桑原が異動した神奈川県警捜査一課がある建物の外観は、神奈川県横浜市にある神奈川県警察本部です。本物の神奈川県警が、外観だけですが作品内で使用されました。

住所:神奈川県横浜市中区海岸通2丁目4

なお、第二話で登場した「野毛山公園」と第五話で登場した「象の鼻パーク」が第八話の次のシーンで使用されました。

  • 野毛山公園:平が寝てしまったつぐみを抱っこして歩いたシーン
  • 象の鼻パーク:平とつぐみが犬を撫でたりして遊んだシーン

第九話

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
まい 田中シェンさん
第九話のあらすじ

法医学教室に運ばれてきたのは、さぶちゃんの妻・結衣だった。驚愕の事実に震えが止まらない朝顔は、茶子に解剖の担当から外されてしまう。
結衣は赤ん坊を抱きながら亡くなっていたという。しかしそれが過失なのか突き落とされたかが解剖結果からはわからなかったため、さぶちゃんも捜査線に浮上する。

警察の調査により、さぶちゃんの家には過去に児童相談所が来ていたことが判明。そして平もまた、知り合いということで捜査から外されてしまう。
「今まで友達のように大切に解剖してきたつもりだったが、本当の知り合いを目の前にしたら何もすることができなかった」。そんな朝顔の苦悩を聞いた桑原は、何も言わず静かに手をつないで慰める。

翌日、さぶちゃんにお弁当を届けに行くと、結衣の両親が子どもたちを連れていくところに遭遇。悲しみに沈むさぶちゃんを励まそうとするも、朝顔にできることは何もなかった。
そのころ、法医学教室では転落時の状況を検討。ところが勢いよく突き落としたことに、矛盾は見当たらなかった。

するとさぶちゃんが出頭。彼は妻も子供たちも失い、投げやりになっていた。
家に帰った平はそのことを朝顔に伝え、震災のときの恐怖と「生きてさえいてくれればいい」と感じたことを語る。平の話を聞いた朝顔は、「うまくできないかもしれないけど、やれるだけやってみる」と決意するのだった。

第九話で特定できたロケ地は以下です。

東ヶ丘の一軒家

さぶちゃんの家は、神奈川県横浜市にある東ヶ丘の一軒家です。朝顔がさぶちゃんにお弁当を届けに来たとき、結衣の両親が子どもたちを連れていくところでした。

また、その後にさぶちゃんが車を追いかけていった道もすぐそばです。ここで朝顔は「何かできることはないか」とさぶちゃんに声を掛けるも、逆に自分が無力であることを感じてしまいます。

住所:神奈川県横浜市西区東ケ丘23

↓さぶちゃんの家

↓さぶちゃんが車を追いかけた道

小原流会館

桑原が神崎と話したロビーは、東京都港区にある小原流会館です。そして二人は、後に出てくる国江建設に話を聞きに行きました。

住所:東京都港区南青山5丁目7−17

第十話

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
赤井啓介 笠原秀幸さん
医大生 戸塚純貴さん
第十話のあらすじ

さぶちゃん宅に行った朝顔と茶子は、階段を下りて真正面にある壁が気になっていた。そこで大学に戻り実験すると、今までの考えに矛盾があることがわかる。
さらに階段の手すりに残っていた掌紋から、一度下りてから三段目まで上っていることが判明。何か閃いた茶子は腹膜の再解剖、朝顔は脾臓の組織片の調査に取り掛かる。

結衣が亡くなった原因は、打撲などから来る自発性脾破裂だった。一週間前に自転車で転んだとき、脾臓を痛めていたのである。
そして金属音は疲れたさぶちゃんを起こさないためのモスキート音、子どもの圧迫の跡も授乳中のものだけだった。さぶちゃんは、決して虐待などしていなかったのだ。

ビルの間で鮫島組の西川誠が絶命しているのが発見される。彼はなぜか、国江建設の執行役員である白石の名刺を持っていた。
調査を進めると、近ごろ国江建設では立て続けに社員が命を絶っていることが明らかに。そこで朝顔は解剖を自ら申し出るも、再び手が震えて行うことができなかった。

朝顔は茶子に頼まれて一年生の講義をすることに。解剖の手順、拒否できないこと、異なる原因が解明されるかもしれないことなどを教える。
「私は、法医になる前、震災で母を失いました」。そしてその過去を話し、法医学者は亡くなった人たちに耳を傾けることのできる唯一の存在であることを伝える。

一方、矢神から話を聞いた桑原と神崎は、国江建設の関係者から告発を聞き不法投棄の現場へ。大雨が降る中で捜査をして帰ろうとしたそのとき、突然の土砂崩れに巻き込まれる…。

第十話で新しく特定できたロケ地はありません。朝顔が講義の後に自転車で通った「日本大通り」など、過去の話数で登場したロケ地が使用されています。

最終話(第十一話)

◆ ゲスト

登場人物名 役者名
白石隆善 児玉貴志さん
吉野 村田雄浩さん
佐野 諫早幸作さん
最終話のあらすじ

桑原たちは助かったものの、土砂崩れは深刻な状況だった。そこで興雲大学法医学教室も応援を要請され、朝顔たちは山梨県守山市へ向かう。
到着して伊東との再会を果たし、朝顔たちは遺体安置所を設置。すると生き埋めになった人たちが続々と運ばれてくる。

土砂崩れに人災の可能性が浮上。平たちは不法投棄をしていた国江建設の執行役員・白石を追う。
その間にも、現場には押し寄せた人たちから悲痛な声が挙がり続けていた。しかし、身元がしっかり確認できるまで、会うことは許されなかった。

運ばれてきた人の中から「びらん」が発見され、ゴミには濃硫酸と次亜塩素酸が混じっていたことが判明。それは塩素ガスが発生し、二次被害が起こることを意味していた。
そこで駆けつけた丸屋立会いのもと、茶子に執刀を任された朝顔は解剖を開始。無事、想定通りの原因が特定され、最悪の事態を未然に防ぐことに成功する。

亡くなった人たちの解剖はすべて甲府中央大学で行われることが決定。朝顔たちは大学へ戻り、大切な人のもとへ帰っていく。
土砂に巻き込まれた桑原は、たまたま生き残っただけで自分が命を落としてもおかしくなかったことを吐露。朝顔やつぐみと会えて、心から「生きていて良かった」と感じる。

仙ノ浦に着き震災の記憶が蘇ったものの、朝顔は前に踏み出すことができ、みんなで浩之のもとへ。すると浩之が里子もいっしょにいる幻を見て取り乱す。
しかし、それは里子が近くにいるということだと平は感じる。そして朝顔は近況を里子に報告し、みんなで願いごとを書いた灯篭を流すのだった。

最終話で特定できたロケ地は以下です。

船橋市役所

桑原達が土砂に巻き込まれた後に行った山梨県警察本部の外観は、千葉県にある船橋市役所です。「山梨県警察本部」と書かれたプレートの場所には、実際には何もなく植え込みだけがあります。

住所:千葉県船橋市湊町2丁目10−25

イムス東京葛飾総合病院

白石を捕えた場所は、東京都葛飾区にあるイムス東京葛飾総合病院です。物語の中では「神奈川県感染症センター」となっていました。

また、森本と岡島が白石の聞き込みをした場所もこのそばです。

住所:東京都葛飾区西新小岩4丁目18−1

↓森本と岡島が白石の聞き込みをした場所

甫嶺川水門

仙ノ浦に来た朝顔たちが訪れた水門は、岩手県大船渡市にある甫嶺川水門です。これは、第一話から登場している甫嶺駅から見える水門。前に踏み出した朝顔は、つぐみも含めた家族でここの階段を上っていました。

住所:岩手県大船渡市三陸町越喜来

ファーマシーガーデン

浩之が幻を見た後に平が来ていた丘は、神奈川県横須賀市にあるファーマシーガーデンです。ここで平は里子が来ていることを感じ、朝顔は近況を報告しました。

住所:神奈川県横須賀市西浦賀6丁目10

片岸川

朝顔たちが灯籠流しをした川は、岩手県釜石市にある片岸川です。さまざまな想いが込められた灯篭が、光り輝いて海に流れていきました。

住所:岩手県釜石市唐丹町片岸

特定できたロケ地は以上です。

皆さまにとって少しでも役に立つ情報になれば嬉しいです。読んでいただき、ありがとうございました。

第2シーズンのロケ地やあらすじは、コチラをご参照ください。